【活動報告】VOLAS特別講座《VOLASpecial》を開催しました
VOLASでは、社会連携マネジメント?オフィスと共催で、NGO/NPOの関係者等をゲスト講師としてお招きし、年に数回講演会を開催しています。今回は初めてハイフレックス形式で実施しました。
第1回 5月26日(月) 16:00~17:30
テーマ:「仕方がない」を超えて ― フィリピンと日本の子ども達の力を引き出す支援の在り方―
ゲスト:福田 浩之さん 認定NPOアイキャン(ICAN)
今回の講演会では、フィリピンと日本という二つの地域でさまざまな支援活動を行っている認定NPO法人アイキャンの福田浩之さんに「子どもや若者の力を引き出す支援とは」をテーマに、お話しいただきました。アイキャンの活動の根底にあるのは、「支援される存在」ではなく「社会を変える主体」として子どもや若者を捉える視点。「支援する側」と「される側」の関係を超え、共に歩む実践の重要性が語られました。参加した学生たちにとって支援活動のあり方について深く考える機会となりました。
参加者のコメントシートより
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子どもたちが客観的に自分たちの現状を捉えていく過程が非常に印象的でした。自分たちの可能性を知り、自発的に行動を起こすようにすることはとても難しいですが、非常に重要な過程であると理解することが出来ました。
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気づかぬ内に他人を社会から排除してしまっていることがあるということが印象に残っています。社会構造のあり方について考えさせられました。
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「魚の取り方を教える」よりも「魚を取りたいと思う力を引き出す」という言葉が非常に印象的でした。循環する格差や貧困の中にいる子どもたちは、自分たちに魚が取れるということを知らないことがあるということを常に忘れずにいたいと感じました。
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初対面から心を開いてくれなくても、何度も会話を重ねて、遊びながら相手の抱える問題を打ち明けてもらい、援助の手助けをするという姿勢に感銘を受けた。